お年玉のポチ袋の書き方マナー決定版!宛名・名前を書く場所や正しい包み方
お正月、子供たちが一番楽しみにしているものといえば「お年玉」ですよね。しかし、いざ準備を始めると「ポチ袋のどこに名前を書けばいいんだっけ?」「裏と表、どっちに自分の名前を書くのが正解?」と迷ってしまうことはありませんか?
お年玉は単なるお金の受け渡しではなく、新しい一年を祝う大切なコミュニケーションのひとつ。正しいマナーでポチ袋を用意することは、贈る側の心遣いを伝え、受け取る側にも気持ちよく新年を過ごしてもらうための第一歩です。
この記事では、ポチ袋の書き方の基本から、お札の折り方、金額の相場まで、後で慌てないための具体的なポイントを網羅して解説します。マナーを再確認して、自信を持って晴れやかな新年を迎えましょう。
ポチ袋の書き方:基本のレイアウトとマナー
ポチ袋に文字を書く際は、筆ペンやサインペンなど、はっきりとした濃い色で書くのが望ましいです。ボールペンは少し事務的な印象を与えてしまうため、お祝い事では避けるのが無難です。
1. 表側:宛名(相手の名前)
袋の表側には、お年玉をあげる相手の名前を書きます。
場所: 左上に書くのが一般的です。
書き方: 小さなお子様であれば「〇〇ちゃんへ」「〇〇くんへ」、少し大きくなった親戚の子ならフルネームに「様」や「さん」を添えます。
ポイント: 相手の名前を書くことで、誰に渡すものか一目で分かり、渡し間違いを防ぐお宝のような安心感にも繋がります。
2. 裏側:差出人(自分の名前)
袋の裏側には、誰からのお年玉かが分かるように自分の名前を書きます。
場所: 左下に寄せて書くのがマナーです。
書き方: 名字だけでなくフルネームで書くと、親戚が集まる席でも親御さんが後で確認しやすくなります。
ポイント: 左側に「住所」を書くスペースがあるデザインの袋もありますが、手渡しであれば名前だけで十分です。
意外と知らない!お札の正しい折り方と入れ方
ポチ袋にお札を入れる際にも、知っておきたい大切なルールがあります。
三つ折りが基本: お札は「三つ折り」にして入れるのが一般的です。
折り順: 左側を先に折り、次に右側を重ねるのが正しい順番です。開いた時に、お札の肖像画が最初に見えるように意識しましょう。
上下の向き: お札の表(肖像画がある方)を内側にして折ります。袋に入れる際は、上下が逆さまにならないように注意してください。
新札を用意する: お祝いのお金には、シワのない「新札」を用意するのが最大のマナーです。銀行が混み合う前に、早めに準備しておくことが大切です。
いくら包む?年齢別の金額相場と選び方
金額に決まりはありませんが、親戚同士で差が出すぎないよう、一般的な目安を知っておくと安心です。
| 贈る相手の年齢 | 金額の目安 |
| 未就学児 | 500円 〜 1,000円 |
| 小学校低学年 | 1,000円 〜 3,000円 |
| 小学校高学年 | 3,000円 〜 5,000円 |
| 中学生・高校生 | 5,000円 〜 10,000円 |
忌み数を避ける: 「4(死)」や「9(苦)」を連想させる金額は避けるのが常識です。
小銭の活用: 小さなお子様には、お札よりもキラキラした「500円玉」などの硬貨の方が喜ばれることもあります。
喪中の時のお年玉はどうすればいい?
もし自分や相手が喪中の場合、お年玉という言葉は「お祝い」の意味が強いため避けるのが一般的です。
ポチ袋の選び方: おめでたい絵柄(鶴亀、松竹梅など)の入った袋は避け、無地や落ち着いたデザインのものを選びます。
表書きの工夫: 「お年玉」という文字の代わりに「文具代」や「お小遣い」と書くことで、配慮のある贈り物になります。
まとめ:真心が伝わるお年玉の準備を
ポチ袋の書き方やお札の折り方は、一度覚えてしまえば一生使える知識です。基本のレイアウトを守り、新札を用意する。そんな少しの手間が、相手への敬意と愛情として伝わります。
お年玉は、子供たちが「お金の大切さ」を学ぶ最初の機会でもあります。綺麗な文字で書かれたポチ袋を渡すことで、日本の美しい習慣を次の世代にも伝えていきたいですね。